睦月〜通し矢〜
東山区・三十三間堂
1001体の観音菩薩像が壮観な三十三間堂では、毎年、成人の日前後の
日曜日に、「通し矢」が行われます。
この日は二十歳になる弓道の上級者が、全国から集まって、
弓の技を競い合います。
着物、袴、白足袋、という いでたちで、弓を射る若者たちの姿は、とても頼もしく
感じられます。
本堂の外側に設けられた射場で、北の方角に掲げられた直径約1メートルの的に
ねらいを定めて射る表情は、まさに真剣そのものです。
これは、江戸時代初期に盛んに行われた行事で、当時は、一昼夜を通して
矢を射続け、その間に何本当てられたかを競いました。
中でも御三家の尾張藩と紀伊藩は、互いにライバル心を燃やして強力な弓の
遣い手を送り込み、記録をどんどん更新していきました。
江戸時代中期の「翁草」によると、紀伊の若者、和佐大八郎が、8133本
射通した、とあって、今でもこれが、最高記録として残されているのだそうです。
強者達が技を競い合った伝統の行事。
新成人たちの、その若々しい力と、凛とした華やかな姿は、まさに新春を飾るに
ふさわしいものですね。
<三十三間堂>
京都市東山区三十三間堂廻町657
075−525−0033
京阪七条駅から徒歩5分
拝観料 600円
拝観時間 9時から16時 ※受付は15時半まで(冬季)
通し矢は、毎年1月15日に近い日曜日に行われます。
(今年2006年は、1月15日の予定です)
2006年01月01日 23:17
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: