アンティーク着物の柄・色使い

それでは、アンティーク着物と呼ばれるものの、柄や色使いについて、
ちょっとまとめてみたいと思います。
雰囲気的には、竹久夢二の描く世界の“大正ロマン”や
中原純一の描く世界“昭和モダン”。
色使いは、シックだったり、鮮やかだったり。
当時、普段着として着ていた着物もあれば、晴着だった着物もあるようです。

柄としては、ボタン柄、水玉柄など大胆な柄のものが多いのですね。

本当にアンティーク着物は、一目見て、やはり現代物と違って、
独特の雰囲気を感じるのですよね。
ものすごく存在感があります。
普段着としてのアンティークで、浮かぶ言葉は、“キュート”とか
“アバンギャルド”。
晴着などは、やはり、“ロマンチック”とか、“ゴージャス”。
そして、通して私が好きなのは、“アンニュイ”という感じかな。

アンニュイとは、退屈とか、倦怠感とか、
今の私には、最も縁遠いような言葉だけれど、
とても心惹かれる言葉です。(笑)
何にもすることがなくて、したくなくて、だるい、
ア〜、幸せではないだろうか、、、なんてね。
そして、その艶っぽい響きがネ(笑)

キュートといえば、活発で可愛らしい感じだし、
アバンギャルドは、前衛部隊、というのが語源らしいから、
きっと時代をひっぱるみたいな感じがあるのかな。

アンティークの代表的なものの中に、
銘仙と呼ばれるきものがありますが、
ちょっとかすれたような風合いの柄になっています。
これは、生地の特長にもよるものなんですって。

なんともいえないアンティークの味わい。
でも、なんせ古いものなので、
大切に取り扱わないと、いけません。


一目見てわかっていただけるようにしたいと思っていますが、
今しばらくおまちくださ〜いネ m(_ _)m


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2005年12月02日 17:30

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