もともとは湯上りに
ゆかたとは、浴衣、という漢字からもわかるように、
そもそもは、鎌倉・室町時代,湯浴みをするときに使った
湯帷子(ゆかたびら)=麻や木綿の単衣の着物
を略した呼び方なのだそうです。
本来浴衣は、湯上り着のようなものでしたから、
たとえば昭和30年代でもすでに、
湯上りに着る着物として生まれた浴衣が、
いつのまにか外出着のような存在になってきているのはどうかと思う、
というような記述や、
逆に、夏の生地としては木綿くらいシックでしゃれたものはなく、
一日中好きに着られる万能の着物という風潮に変わってきていると、
喜ばしいニュアンスで語られているものもありますね。
そして、この頃では、夏の着物として、半衿や帯締め、足袋もつけての
装いもよく見かけるようになりました。
いろいろな考え方もあるし、色や柄や、素材の選び方などで、その存在感も
違ってくると思いますので、
よくコミュニケーションをとりながら、気持ちよく夏の着物生活を楽しむ、という
姿勢が大切なのかな〜と感じています。
時代とともに、変わっていくものであることは、確かに人の心を反映しているもの
であるといえる気がします。
着物を通じて、たくさんの人の思いを感じていきたいと思っています。
それにしても、
この頃の浴衣姿、若い女の子向けでは、本当にファッショナブルだな〜
と思います。
自分に合わせてお仕立てするのは、まだ敷居は高くても、
手頃な価格で、いろんな商品があれば、
毎年、1〜2着は買う、というは、もう普通になってきているみたいです。
その年によって、流行の色というのもありますし、
帯結びひとつとっても、なかなかおしゃれにアレンジされています。
半衿や、帯板にレースを使って、ちらりと見せたり、
ふんわり帯や、オーソドックスな博多帯でも、色合いが鮮やかだったりと、
本当に、見ているだけでも、楽しくなりますネ。
いろいろな着方については、また後のページを見てくださいね♪
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2005年12月19日 20:54