不祝儀の装い方の基本

喪の装いは、正装、準礼装、略礼装と三種類に分かれます。

正装は、黒羽二重か黒縮緬に五つ紋を染め抜いたもので、
帯は黒の繻子(しゅす)地や紋意匠織りの袋帯か名古屋帯をあわせます。
帯揚げ、帯締め、バッグ、草履などの小物も黒で統一。
これは主に葬儀の装いになります。

準礼装は黒喪服に色喪帯か、色喪服に黒喪帯。
告別式だけに参列する場合や、通夜法事に招かれた時などに用います。
黒喪服の正装ではちょっと大げさかなと思うとき、帯だけを替えると
気持ちが楽になることも。

略礼装は、無地や無地感覚の着物に、喪の帯を締めます。
故人とあまり親しくない方で、自宅で行われる通夜や告別式のお手伝い、
法事などに参列する場合には、略礼装が落ち着きます。


<喪の髪型と髪飾り>

 喪は突然のことですから、自分でできる髪型を覚えておくと役立ちます。
 長い髪なら、後ろで上下二つに分け、下の束を結び、内側へ
 ねじこんでピンで押さえ、上の束をその上からぐるりと巻いて、
 ピンをうちます。
 
 肩ぐらいの長さなら、両側をひとつかみずつ残して、残りを束ね、
 ピン打ちしてから両側に取った毛を合わせます。

 喪の髪型は、清潔感が第一。
 髪飾りも真珠や翡翠(ひすい)などの控えめなものを。


         〜参考引用文献「きものTPO」(世界文化社)〜


本当にいつ、というのがわからないのが、
お祝い事などとはちがうところです。

日頃から準備をしていくことが、
大人としては、大切になってきますね。

いざというとき、慌てないように、
いつでもすぐ着られるように、
また、
履物や、バッグなどの小物も、
きちんと揃えて、わかりやすく保管しておくことも大切です。

それでは、喪服小物などに関するページもご紹介しておきますね。

喪服・喪服小物




      気持ちが落ち着くようなしっとりと手になじむ念珠


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2005年11月07日 13:52

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