通夜/告別式/法事

喪の装い、
とひと口に言っても、
お通夜から、お葬式(告別式)、そして、法事まで、
いろいろな場合があります。

ここでは、
それぞれについて、
簡単に、
その装い方のポイントについて、調べてみました。

まず始めに、お通夜のときは・・・

葬儀には正式な喪服を着用しますが、通夜に早々に喪服を着ていくのは
失礼にあたるそうです。

人間の死というは厳粛なもので、臨終から二十四時間は、法的にも、
宗教的にも、死者とはみなしません。その間は半喪(はんも)といい、
正式な喪の装いはしないのです。

紋付きの色無地に黒喪帯を締めると、準礼装になります。
着物のいろは、少し抑えた色目を選びます。
黒喪服に、色喪帯でも同様です。


お葬式(告別式)では・・・

地方によってちがいはあるものの、
一般に女性の正式な喪服は、黒無地五つ紋付きの着物に黒共帯
(黒の名古屋帯)とされています。
喪服には、関東は黒羽二重を、関西は黒の一越縮緬(いちこしちりめん)
を多く使い、光沢のある生地は用いません。
長じゅばん、半衿、足袋以外はすべて黒で統一します。

葬儀(告別式)で、正式な喪服を着用するのは、親族か故人と親しい
関係にあった人にかぎられ、故人と生前面識もなかったような間柄
であれば、略式の喪服でもかまいません。


最後に、法事のときは・・・

法事などに参列するときは、略礼装が落ち着きます。

略礼装は、無地や無地感覚の着物に喪の帯を締めます。

たたき染めの無地っぽい着物に、塩瀬にはすを手描きした名古屋帯は、
略礼装の装いです。

グレーの鮫小紋も品がよく、あると重宝する一枚です。



スポンサードリンク



2005年11月07日 13:54

コメント