いろいろな着方

ゆかたはもともとカジュアルなものですが、
モダン浴衣では、きちんとして着物として、「格」を上げて着る方法もあります。

紅梅などの凝った織り地や、全体に「絵羽」づけしたような華やかな柄の浴衣は、
襦袢を着て、足袋や半衿、本来は名古屋帯に合わせるものである帯締め、
帯揚げや、帯留などをあわせるということができます。

モダン浴衣でお出かけのとき、心配ならば、帯を上質のものにしたり、
帯結びを華やかにしたりすることもよいのですね。

ただ、夏のものという感覚だけは忘れずに。
ゴージャスというよりは、涼やかな印象を与えるものを選びたいですね。

名古屋帯は浴衣をちょっと大人っぽく着たいという方におススメで、
お太鼓に結ぶと、全体のバランスもとりやすいそうです。
ただ、あまりに格の高いものはちぐはくな印象になってしまいます。
そして、夏物と冬物があります。
麻素材や、博多帯を選べばまちがいはないそうですが、
絽や紗といった夏帯の場合、間違っても金糸が施されているようなタイプを
あわせないように気をつけたいとのことです。

帯揚げは、浴衣や帯になじむものを選び、帯の中にほとんど隠す程度が
よいそうです。

そして、なんといっても、着物の感覚できることができるかどうかは、
柄にかかってくるといえるようです。

遠目に映える大柄の染めは、ゆかたならではの気軽な雰囲気が魅力。
着物に近い落ち着いた着こなしが似合うのは、やはり小紋のような
細かな柄のものでしょう。
さらに素材感との相乗効果でその個性がでてくるので、それは、難しく考え
なくても、感覚でわかるような感じがしますね。

伝統浴衣でも、お祭りの踊りなどでは、足袋を履いて、神様に対して、
正装としての礼を尽くすものとすれば、
外出着として考えるかどうか、行く場所などによっては、
足袋が必要ということももちろんあるようですね。



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2005年12月19日 21:02

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