アンティークと現代ものの組み合わせ

そうなんです。
アンティークはアンティークで揃えなければおかしい、ということはないんです。
むしろ、着こなしの幅がぐんと広がりますよね。
色柄さえあえば、時代に関係なく、自由に楽しむことができます。

アンティークの着物に、現代物の帯。
現代物の着物にアンティークの帯。

まずは、一本のアンティーク帯を、三倍楽しむ方法、
一枚の着物を三倍楽しむ方法について、調べてみました。
自分の着物に応用して考えてみてくださいね♪

〜華やかな刺繍の昼夜帯を3枚の違う着物にあわせる〜

帯は、ベージュ地にオレンジ色の花や、扇子の模様が大きく描かれた
昭和初期の昼夜帯。

   ※昼夜帯とは、両面に柄がある帯で、名古屋帯であったり袋帯の  
    場合もあります。
    昔のものは、片面の柄が重く、大抵は黒の繻子で出来ていて、
    もう片面はやや軽い柄となっています。今で言うならリバーシブルという
    感じでしょうか。随分と昔からある呼び方のようですが、
    片面が黒いので夜に見立てたのかもしれません。
    それに対してもう一方は華やかに昼を表したというところでしょうか。
    いずれにしてもおおよそゆきの帯と言うよりは、日常的な、少し砕けた
    遊び感覚の帯、という感じだそうです。
    2枚の帯の表同士を張り合わせてあり、腹合わせの帯とも
    言われます。(現代ではほとんど生産されていないそうです。)

あわせる一枚目の着物は、現代の総絞りの小紋。
絞りの色は、薄い葡萄色という感じかな。
この組み合わせは、セミフォーマルにも着られる格の高いコーディネートです。

あわせる2枚目の着物は、華やかなサーモンピンクのアンティークのお召し。
さすがに、雰囲気のある統一感が生まれます。
小物もすべてアンティークでまとめると、とても上品な感じですね。

そして、あわせる着物の三枚目は、白の細いストライプが入った現代の紬。
とっても粋なスタイルになります。
帯結びは、ふつうのお太鼓ではなくて、角出し風のアレンジ結びが個性的♪


そして、次は、一枚の着物に、三通りの帯を合わせてみます。

着物は、光沢のあるしゃっきりとした風合いのある大島紬。
泥染めと藍染めによる、太めの縞に、菱形が織り出された、渋い藤色といった
色合いに見える、昭和初期のもの。ちらりと見える裾回し(八掛)が、
ピンク色でとってもおしゃれ♪

あわせる帯の一本目は、大胆な筆描きの名古屋帯。
墨色のほかに、オレンジとクリーム色がはいっていて、
帯締めと帯揚げをオレンジ色で合わせると、とってもカジュアルで、モダンな
コーディネートになります。

合わせる帯の二本目は、現代の博多献上帯。つむぎの渋い藤色より、やや
明るい感じの淡い紫色。伝統の帯ならではの風格で、年代物の紬との
相性は抜群です!

       ※博多献上帯は、きりりとした縞と独特の独鈷(どっこ)柄の
         博多織の帯。(独鈷とは仏教の道具の一つで、
         煩悩を打ち砕くのに使われるといわれているもので、
         女性の守り刀とも言われていて、これを転がしたときに
         できる模様が、この帯の独鈷柄ということです。)
         お馴染みの、といわれてもよくわからなかった私ですが、
         見ると、なるほど、男性の角帯などの柄でもよくある縞かな、
         とわかりました。
         博多献上といわているのは、江戸時代に今の福岡あたり
         をおさめていた黒田藩が、この地の特産品である博多織
         として将軍に献上していたことから来ています。
         ゆかたにも締められる、カジュアルで粋な感じの帯ですが、
         もともとは献上品。ランクの高いものだそうです。

そして、あわせる帯の三本目は、油絵風のバラが描かれた昭和初期の
染め帯です。色合いがアンティーク独特の、彩度の低めの赤と、
鼠色に近い青。
小物もアンティークでまとめて、レトロな気分を盛り上げるといいですね♪

これだけのバリエーションができるって、本当にステキですね!
アンティークと現代物の組み合わせまでくると、本当に飽きの来ない世界
という感じがしてきました♪

またステキなコーディネートを、もっともっと探してみますネ♪


スポンサードリンク



2005年12月02日 17:34

コメント