着物の日のメイク

着物の装いには、調和のとれたトータルな美しさが大切です。
髪型やメイクのバランスもその一つで、どんなにステキなコーディネートでも、
髪型やメイクによって台無しになることもあります。

髪型は、アップスタイルのまとめ髪を中心として、着物の格や着ていく場所、年齢
などに合わせて、ボリュームやでデザインを考えますが、
メイクのほうは、洋服のときとそれほど大きく変える必要はないそうです。
ただ、ヘアスタイルが変わってくるので、普段は気にならないところが、いやに
目立ったりすることがありますので、いつもより、細かいところに手をかけて
仕上げる必要はありそうですね。

<基本的なメイクのポイント>

着物の日のメイクの基本は、洋服のときよりも、ほんの少し、肌色を明るく見せる
ことです。
あとは着物の種類によって、アレンジします。

訪問着や振りそでなどのフォーマルの場合は、着物に負けないように、
やや華やかに。

紬や小紋などのおしゃれ着には、ナチュラルに仕上げるのが、現代風の
着物のメイクです。


●肌

まず、顔のベースを作ります。
ファンデーションは、洋服のときに使っているものより、一段明るいものを。
明るいファンデーションがないときは、いつものファンデーションに、
コントロールカラー(白)を混ぜて、色をつくります。
リキッドタイプのファンデーションを手の甲にとり、そこに白を混ぜて色を調整
すると便利です。
コントロールカラーは、ファンデーションを塗ってから、肌のくすみが気になる
ところに、部分的につけることもできます。

ほお紅は着物の地色が渋めでも、くすんだ色ではなく、きれいな色を選んだ
ほうが、肌が明るく、健康的に見えます。
イメージは湯上り、といった感じでしょうか。
リキッドタイプのほお紅の場合は、指先で丸く伸ばし、ファンデーションに
なじませ、色味をほんのりと浮かびあがらせるのが、コツです。
最後に顔全体にパウダーをはたきましょう。
パウダータイプのほお紅の場合は、顔全体にパウダーをはたいてから、
はけを使って、ほお紅をぼかします。


●目もと

アイシャドウは、好みの色を使ってもかまいませんが、どんな着物にも合い、
品のよい目もとに仕上げるには、肌に近い茶系や、ピンク系の濃淡をおススメ
します。
まぶたに淡いを、色全体にぼかして、肌になじませます。
次にまつげの際(二重の部分)を濃い色で塗り、指先で淡い色になじませます。
パール入りのものは、着物には、あまり向かないということですが、
それも、工夫次第、キモノ次第、コンセプト次第かもしれませんね。

眉毛は、なだらかで、流れるような自然な感じに描きます。
眉頭は、あまり濃く描かないほうが、優しい感じに仕上がります。

アイラインは、まつげの根もとを塗りつぶすように描くと、まつげが濃く見え、
目もとが強調されます。
物足りない人は、すぐ上にもう一筋いれてもいいでしょう。
また、目尻だけを描くのも効果的。
切れ長の涼しい目もとになります。


●口もと

口紅はラメ入りを避けて、マットな明るい色を選びます。
口紅を紅筆にとり、自分の唇よりも、気持ち内側に輪郭を描いて、
やや小さめに描きます。


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2005年11月11日 23:30

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