私は、昔からどこか、女の子らしくするのはきらい
みたいなところがあった。
小学校でも、スカートをはいたことはなかったし、
唯一入学式のときだけだったかな、ワンピース。

だから、中学生になるときは、ちょっとだけ話題になったものです。
だって、中学校の制服は、女の子はスカートでしょ。

何だかすかすかして、あんまりすきじゃないんだな。
今でも普段はいつもジーパン。

はたちになる時だって、
記念写真を撮るための振袖だったけど、
ものすごーく照れくさくて、
ほんとに、妙な顔してうつってた（笑）

写真館に行く前に、
なんやかんやとけんかして、
ちょっと泣きそうな顔にもみえる・・・

そんな私だけど、
不思議と今、着物の前では、ステキだねって言える。

何の力なんだろう。

今はっきりといえるものはないのだけれど、
素直になってみれば、みんなそれぞれにもっているんだと思う。
女性らしさ、男性らしさ。

媚びるのは嫌い。
なんにせよ。
そんな想いが強い中で、着物には、一筋通った美しさがあって、
どこか凛とした強さがある。
長い年月を過ごしてきた自信みたいなものが感じられるのかな・・・。

だから惹かれたのかも知れない。
媚びない自己主張。
そんな感じが好きなのかもね。

もっともっと素直になって、
綺麗でいたい自分を、認めてあげることが
必要かもしれない。

まだどこか、
つっぱった私がどこかにいたりして。

だから着物をもっと知りたい。
そんな風な今日この頃なんです。
うまくは言えないんだけど。