小紋(こもん)
小紋は着る機会が多く、お洒落の楽しめる着物です。
型染めの模様は、柄の大きさで大形、中形、小形と分けられていて、
小紋は小形の型染め模様を指していました。
でも現在はそれに限らず、すべての染め着尺を、
絵羽の着物と区別するために、小紋と呼んでいます。
覚えていますか?絵羽、と着尺。
絵羽模様は一度着物に仮縫いしてから、模様を描くので、
続いているんですよね。
で、着尺は、白生地を仮縫いしないで染めたものでした。
付け下げはそれでも、上前のおくみと前身ごろは模様が続いていて、
柄が後ろと前で同じ方向になっているそうですが、小紋はそうじゃないと。
そして小紋は、先にご紹介した江戸小紋をふくめて、
京小紋、加賀小紋、紅型小紋(びんがたこもん)、
更紗小紋(さらさこもん)等種類も多く、
それぞれに色合いや柄ゆきに特徴が見られるそうです。
やはり目で見てみたいですね。
やさしい色合いの加賀小紋、南国的な彩りの紅型小紋、
エキゾチックな更紗小紋、
そして、洋服感覚で着る現代小紋!モダンな柄や色合いが、
新しい感覚を感じさせます。
洗える小紋も人気の今日この頃のようですね。
着物問屋さんの小紋のページをちょっとのぞいて見ましょう。
左サイドバーから、小紋を選んでみてね!
一番カジュアルな着物が、浴衣だとすれば、
小紋は、その次に楽しみたい着物、という位置づけでしょうか。
柄もいろいろと楽しめるし、ちょっと奇抜なコーデにも挑戦できます。
暑い夏の、浴衣の季節が終わって、
着物っていいよな〜って思われた方は、
是非、小紋に挑戦してみてくださいな。
そんなに高価なものでなくても、
ちょっとしたお洒落着として、
秋からのお出かけには、もってこいです。
お友達を誘って、いろいろな小物も合わせて、楽しみたい着物ですね。
スポンサードリンク
2005年11月11日 22:49