構造と名称/長さの単位と反物

着物の各部の名称について
長さの単位と反物について

まずは、着物の構造と、各部の名称について。

@身丈(みたけ)  肩山からすそまでの長さ。

A裄(ゆき)   背中心からそで口まで。

B肩幅      背中心からそでつけまで。

Cえり肩あき  えりつけ部分を背中心から左右に9.5cmあけたところ。

Dそで丈   そで山からそで下まで。

Eそで幅   そでつけからそで口まで。

F振り    そでつけの下のあいているところ。

G身八つ口(みやつくち) 身ごろの脇のあいている部分。脇あけともいう。

Hともえり  着物と同じ生地で、えりの上にもう一枚かけた短いえりのこと。

Iえり下   えりの下からつま先まで。

Jおくみ    打ち合わせて着るために、前身ごろにつけた半幅の布。

K背縫い   後ろ身ごろを縫い合わせた部分。背中心ともいう。

L胴裏・すそ回し きものの裏地のこと。上半分を胴裏、
            下をすそ回し、または八掛(はっかけ)ともいう。

Mつま先    えり下の先の部分。
             ※衿下(=褄下)  衿の付け止まりから下をこう呼びます
                        着物の丈の半分が標準です

Nふき      袷(あわせ)のきもので、すそやそで口から細く出ている
          裏地のこと。


                (※ただ今イラスト製作中ですっ・・・)m(_ _)m


引き続き、長さの単位と反物について


きものは鯨尺(くじらじゃく)で寸法を表示します。

1尺は約38cm(37.9cm)が標準寸法です。

反物は、一反の長さ=3.24尺(1231cm)  巾=約36cmくらいで、
これを裁って、きものをつくるのです。
左右の身ごろに(肩に掛ける感じで前と後ろはつづきで)9.2尺ずつとり、
(350cm)。あとはえりと、おくみ×2で、8.2尺(311cm)とり、
残りは、そで。

直線から、これだけのものができるって、本当にすごいですね!


裁ち方のいろいろも、また調べていきますね。m(_ _)m



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2005年11月12日 13:10

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